リスクとは

俺に相場を教えてくれた人はたくさんいた。

やっぱり本格的に自分で相場を張るって言う事になってからは 特に教えてくれる人は増えたし 今でこそ「ディーラー仲間」だけど昔は師匠みたいなもんで 目の前で実践でやっている人が言う事は 身になることが多かった。

会社にいた人で とんでもない大穴を開けた先輩社員がいた。 その大損が出た事によって人生変わったと良く言っていた。

その人が言ってくれたのは 「ポジションを持っている間は全てが「リスク」だ」

ポジションテイクしている間は気を抜くな。と

どうしようかな～　買いかなぁ売りかなぁ～ ってしてる間は良い。 一たびポジションを持った瞬間から たとえ最小枚数でも100万200万無くす事はあっという間だ。と言う事。

そういう化け物みたいな相場が10年に1回、20年に1回あったりする。

俺もたかだか20年に満たない相場人生ではあるが そういうものを何度か見てきた。

今相場を張っている人なら 同時多発テロ　や　　エンロン、リーマンそれに 東日本大震災。

この時の相場は凄かった。 為替、株、商品　どれを見ても身が震える相場だった。 それこそ一回ポジションを取るたびに心臓の鼓動を感じるぐらい びびりながら建ててた。 それだけ振幅が大きかった。

普段の相場でそこそこの利益を出す事はそんなに難しいとは思わないし それをそこそこに続けていくって言うのも同じだ

テレビなんかで「儲けました」なんて言ってる人を良く見るが その部類なんだと思う。それはそれで良い。 ただ、必ずあるんだ。「そういう瞬間」

そこでみんな消え去ってしまう。

たまに「10年に一回とか20年に一回の事をびびってやれるか！！」と言う人がいる

でも仕事って30年とか40年やっていくわけで そういう事にもびびるって言うか「注意」しないと 長続きはしないと思ってる。

俺に「そんなのにびびってるからどーんと稼げねぇんだよ」 って4年前に言った人は「お金貸してもらえないかな」って 知り合いに電話かけまくってるってこの前聞いた。 好調な時に人間はなかなか周りが見えない。

俺がまさか負けるわけない。 俺の金が無くなるなんて考えられない。

そんなことないんだよ・・・ いくらどんなにお金があっても無くす「時」がくれば一瞬だ。

それはもちろん俺も同じ 気をつけていても気をつけられない事もある 出来るかぎりそういう「リスク」を最小限にしながら 今後も稼いで行こう。って ここに書いてまた新たにこれから頑張ろう。と思う。